[絶版となっております]
「Evidence-Based Nursing」(EBN)という言葉は看護に浸透しつつあるが、現状では「エビデンス」ばかりが取り上げられ、「患者の問題解決のための手法」というEBNの本質の理解がなかなか進んでいないようにも思われます。EBNが正しく理解されない背景には、スタンダードなEBNの実践方法を知らない、もしくは知っていてもそれを自ら行うのに必要な知識や技術を身につける機会が少ないことがあります。本特集では、日常看護職がよく遭遇する場面を事例にあげながらEBN実践のそれぞれのステップをどのように展開していけばよいか、詳解しています。
Editorial
［編集］堀内　成子（聖路加看護大学）
1. Editorial：あなたにとってエビデンスとは何ですか？
2. EBN実践のためのステップ
3. 事例で学ぶEBNの手法
不妊治療におけるサポートグループの有効性
化学療法中のイソジンうがいの効果
ヘパリンロックは血栓予防に有功か
ドメスティックバイオレンスを検出するためのスクリーニング
たばこは低出産体重児の原因か
三方活栓は院内感染のリスク因子か
コラム
レベルの高いエビデンスをみつけられないとき
エビデンスをもってカンファレンスに行こう
連載
●EBN実践のための文献検索ガイド
河合富士美／松本　直子 聖路加看護大学図書館
●エビデンスをつくる看護研究
黒田　裕子／川島みどり 日本赤十字看護大学
●EBNのための統計の読み方
高木　廣文／林　　邦彦 新潟大学医学部保健学科
●くすりとエビデンス
別府　宏圀 東京都立北療育医療センター
ほか