[絶版となっております]

思春期は、女子においては妊孕性を獲得するための生殖生理の準備段階です。初経が発来し、性機能が完成に向かう移行期で、性機能の調節系は極めて不安定な状態にあります。 本巻は、思春期女子の身体の変化や異常とその治療から、精神面のケアを含む思春期保健までを克明に記載しています。

目次

［思春期の生理］
■I.性分化
■II.思春期の発来
■III.身体発育
　A.身体の発育
　B.第2次性徴
　C.性器の発育
　D.骨盤の発育
■IV.内分泌系の発育
　A.間脳−下垂体系
　　GnRH、ゴナドトロピン
　　メラトニン
　　PRL
　　TSH、T3、T4
　　GH
　B.卵巣
　C.副腎
　D.末梢
　　成長因子
　　レプチン
■V.精神心理学的発達
　A.幼・小児期
　B.思春期
［思春期の異常］
■I.診察、診断、検査法
■II.性分化異常
　A.性染色体異常および性腺分化異常
　B.内・外性器分化異常
　C.性中枢およびgenderの異常
■III.思春期早発症
■IV.思春期遅発症
■V.原発（性）無月経
■VI.続発（性）無月経
■VII.月経困難症
■VIII.思春期出血
■IX.神経性食欲不振症
■X.肥満とやせ
■XI.小人症（低身長症）
■XII.思春期の感染症（STDを含む）
■XIII.腫瘍−卵巣腫瘍を中心に
■XIV.皮膚疾患
［思春期保健］
■I.思春期の生活指導
■II.性意識と性教育
■III.若年妊娠
■IV.スポーツ
■V.栄養