[絶版となっております]

受精卵の着床に始まり、分娩に至るまでの約10か月間、妊娠を維持させるための内分泌的・免疫的メカニズムをはじめ、胎児の成長・発達、妊娠中に起こる母体の変化、妊婦・胎児に行われる検査および管理までを詳細に解説した、すべての産科医の必携書。

目次

■I　妊娠の生理
　A.妊娠の成立と維持
　　i.受精から着床まで
　　ii.妊娠維持の機構
　　　1.内分泌の面から
　　　2.免疫の面から
　B.初期発生と器官形成
　C.胎児の成長・発達
　　i.胎児の身体発育
　　ii.胎児の機能的成熟
　D.胎児付属物の発達と変化
　　i.胎盤の形態と機能
　　ii.羊水の生理
　E.胎児-胎盤系の機能
　　i.ガス交換と物質代謝
　　　1.ガス交換
　　　2.胎児採血による血液ガス値
　　　3.物質代謝
　　ii.内分泌機能
　　　1.タンパク系ホルモン
　　　2.ステロイド系ホルモン
　F.妊娠による母体の変化
　　i.局所変化と全身変化
　　ii.呼吸・循環器系
　　iii.血液凝固線溶系
　　iv.腎・泌尿器系
　　v.内分泌系
　　vi.代謝系
■II　妊娠中の診断・検査
　A.妊娠の診断
　B.妊婦および胎児の診察
　C.母体の検査
　　i.血液・生化学検
　　ii.生体機能検査
　　iii.超音波検査、X線検査
　D.胎児の検査
　　i.イメージング診断（超音波、MRI）
　　ii.胎児心拍数検査
　　iii.胎児鏡検査、羊水鏡検査
　　iv.生化学検査
　　v.遺伝子・染色体検査
■III　妊婦の管理
　A.妊産婦健康診査と日常生活指導
　B.マイナートラブルへの対処
　C.妊娠と栄養
　D.妊婦と運動
　E.妊婦の精神衛生管理
　F.妊娠と薬剤
　G.就労女性と妊娠
■IV　胎児の管理
　A.胎児発育の評価
　B.胎児成熟度の評価
　C.fetal well-beingの評価
　D.出生前診断と遺伝カウンセリング