[絶版となっております]

耳鼻咽喉科領域における疾患のなかには、他科との境界領域のものも少なくない。また、全身疾患の一部分症状として、本領域に発現するものも数多く、診断や治療にあたって、その知識は重要である。本書では、耳鼻咽喉科医に必要な関連領域を取り上げ、日常の診療に役立つよう解説した。

目次

■脳・神経・感覚器疾患
　頭痛の臨床
　外傷性視神経障害
　難聴を合併する症候群
　失神発作の臨床
　脳血管障害とめまい
　耳性頭蓋内合併症
　鼻性頭蓋内合併症
　嗅覚障害と全身疾患
　三叉神経痛、舌咽神経痛
■呼吸器疾患
　新生児の喘鳴と呼吸困難
　乳幼児の気道感染症
　アレルギー性上気道炎と気管支喘息
　喉頭麻痺と全身疾患
　誤嚥の臨床
　過換気症候群
　高齢者の気道管理
　結核の新しい流れ
■消化器疾患
　唾液分泌異常と全身疾患・服薬
　舌・口腔粘膜異常と全身疾患
　嚥下障害の臨床
　咽喉頭異常感症の臨床
　逆流性食道炎
■血液疾患、感染症
　貧血（鉄欠乏性貧血、悪性貧血）
　伝染性単核球症
　白血病
　顆粒球減少症
　悪性リンパ腫の臨床
　耳鼻咽喉科と病巣感染
　AIDS
■内分泌・代謝疾患
　甲状腺機能亢進症
　副甲状腺疾患
　橋本病（慢性甲状腺炎）
　甲状腺摘出術の管理
　代謝性疾患と耳鼻咽喉科
■自己免疫疾患
　Cogan症候群
　原田病
　Sjogren症候群
　Behcet病
　Wegener肉芽腫症
　relapsing polychondritis
　慢性関節リウマチ
■顎顔面・頸部疾患
　顔面外傷・熱傷
　奇形
　小児の頭頸部腫瘍
　頭頸部癌のリスクファクター
　頸椎異常
　耳鼻咽喉科と歯科疾患
■精神科領域
　耳鼻咽喉科の心身症
　神経症、心因性疾患
　癌患者のリエゾン精神医学
　頭頸部癌と終末期医療