尋常性疣贅や単純性疱疹などの代表的なウイルス性疾患をはじめ、AIDSや成人T細胞白血病に伴う皮膚疾患、既感染ウイルスの再活性化の問題、ウイルスと皮膚悪性腫瘍の関連など、そのメカニズムから治療までを最新の知見と豊富な図を用いて、わかりやすく解説しています。また、性風俗の変化に伴い増加している性感染症について、皮膚疾患の鑑別診断として必要な知見を記述しています。

目次

■ウイルス性疾患
総論／ヘルペスウイルス感染症（単純性疱疹、Kaposi水痘様発疹症、水痘、帯状疱疹、伝染性単核症、サイトメガロウイルス感染症、突発性発疹、Kaposi肉腫）／ポックスウイルス感染症（伝染性軟属腫、痘瘡、種痘疹、搾乳者結節）／パボバウイルス感染症（尋常性疣贅、青年性扁平疣贅、尖圭コンジローム、Bowen様丘疹症、疣贅状表皮発育異常症）／レトロウイルス感染症（総論、後天性免疫不全症候群（AIDS）、成人T細胞白血病・リンパ腫）／その他のウイルス感染症と急性発疹症（伝染性紅斑、川崎病、エンテロウイルス感染症、手足口病、麻疹、風疹、Gianotti病、Gianotti症候群）／ウイルス感染と関連する皮膚疾患（EBウイルスと皮膚疾患、ウイルスと皮膚癌、ウイルスとGVHD、ウイルス感染症とdrug-induced hypersensitivity syndrome、ウイルス感染とGibertばら色粃糠疹）
■性感染症
性感染症の動向・予防／梅毒／軟性下疳／鼠径リンパ肉芽腫症／淋疾／非淋菌性尿道炎／疥癬／ケジラミ症／性器ヘルペス／尖圭コンジローム／陰部軟属腫／後天性免疫不全症候群（AIDS）