近年の皮膚科治療は、新しい薬剤、人工皮膚、理学機器の開発や、遺伝子の解明などによって飛躍的な進歩を遂げています。本巻ではそれらを用いた治療法を図・表を多用してわかりやすく解説しました。あわせて、熱傷、壊死性筋膜炎、TENなどの緊急の治療を要する病態のメカニズムから治療まで、皮膚科救急に必要な知識を詳述しています。

目次

■皮膚科治療学
外用療法（ステロイド外用薬、非ステロイド外用薬、古典的外用薬、ビタミンD外用薬、免疫抑制外用薬、抗菌外用薬、抗真菌外用薬、抗ウイルス外用薬、抗腫瘍外用薬、皮膚潰瘍外用薬、創傷被覆材、サンスクリーン剤、保湿製剤，スキンケア製品）／全身療法（ステロイド薬、抗ヒスタミン・アレルギー薬、抗菌薬、抗抗酸菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、抗腫瘍薬、免疫抑制薬、サイトカイン・BRM、レチノイド、漢方薬、その他の全身療法薬）／理学療法　レーザー療法（電気凝固・焼灼術、温熱療法、凍結療法、光線療法，光化学療法、イオントフォレーシス、美容理学療法
、レーザー療法）／皮膚外科（皮膚外科の技術、下肢静脈瘤硬化療法）／その他の治療法（血漿交換療法、培養皮膚、遺伝子治療）／患者アウトカムの指標としての QOL とその評価
■皮膚科救急
熱傷／アナフィラキシーショック（ハチ刺症を含む）／壊死性筋膜炎と類似疾患／
Stevens-Johnson 症候群，TEN／毒ヘビ咬症