[絶版となっております]
小型でどこへでも持ち運べる「携帯心エコー」は，循環器救急，災害現場，経食道エコーなど，その利用が急速に広がっています。本書は，利用場面別に携帯心エコーの使い方を説明，DVDによる動画解説も付属しました。未経験者にも，ユーザーにも手元に置いておきたいマニュアルです。

目次

１章　循環器救急のエコー診断─CCUにおける緊急事態
　１．心原性ショックの診断プロセス
　２．心タンポナーデ
　３．ショックになる急性心筋梗塞
　４．心筋梗塞合併症
　５．急性心筋炎
　６．肺動脈血栓塞栓症
　７．慢性心不全の急性増悪
　８．肺エコーによる肺水腫の診断
２章　ICU，心臓外科手術後の緊急事態とエコー診断
　１．経胸壁エコーの有用性
　２．食道エコーの有用性
３章　外来診療における携帯エコーの役割
　１．心不全の鑑別診断
　２．心雑音の鑑別診断
４章　血管へのアプローチ
　１．バスキュラー・アクセス
　２．深部静脈血栓症
５章　DMAT(Disaster Medical Assistance Team)における携帯心エコーの役割
　１．緊急食道エコー
　２．急性大動脈解離
　３．人工弁機能不全
　４．感染性心内膜炎