『最新皮膚科学大系』完結後の進展をフォローする隔年版の最新刊．蕁麻疹，食物アレルギー，サルコイドーシス，褥瘡，抗菌薬などの診断・治療ガイドラインの解説や，フィラグリン遺伝子，多能性幹細胞，転写因子の新知見など，基礎と臨床における最新情報を収載．

目次

■総論
　蕁麻疹治療ガイドライン
　皮膚リンパ腫─WHO-EORTC新分類と最近の進歩
　自己炎症性疾患の概念と皮膚疾患
　皮膚腫瘍の診断に有用な免疫組織化学について
　ダイエットと皮膚疾患
　新しい波長を用いた光線療法
■構造と機能・病態
　皮膚疾患の新しいマウスモデル（重症薬疹、先天性表皮水疱症、水疱性類天疱瘡）
　転写因子と皮膚の病態（ケラチノサイト、メラノサイト、線維芽細胞）
　皮膚に存在する多能性幹細胞─最近の進歩
　毛乳頭細胞
　爪と免疫─immune privilege
　タイトジャンクションと皮膚疾患
■疾患と診断・治療
◇アトピー・アレルギー性皮膚疾患
　アトピー性皮膚炎の疫学
　かゆみの神経生理学
　アトピー性皮膚炎関連遺伝子
　アトピー性皮膚炎にみられる眼合併症
　食物アレルギーの最近の進歩（診療ガイドライン、遅発性納豆アレルギー、小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシー）
◇薬疹
　SJSとTENの眼合併症
◇水疱症、角化症
　魚鱗癬の病態─最近の知見
◇肉芽腫性疾患
　サルコイドーシスの新知見
◇腫瘍
　primary dermal melanoma
　腫瘍病理組織のトピックス