糖尿病患者の足病変予防には，患者のセルフケアが重要です．本書は，国際的ガイドライン（インターナショナル・コンセンサス）によるリスク分類を土台にして，患者の足の状態や足に対する言動などから，どのような情報提供・技術指導が自宅でのケアに必要なのか，医療者が行うべき処置は何か，アセスメントするポイントを解説しています．
目次

糖尿病患者に対するフットケアとは
インターナショナルコンセンサスとは
グループ０の患者へのフットケア
　患者への動機付け　
　足のアセスメントとケア
　　Check Point(1)　清潔かどうか　
　　Check Point(2)　白癬　
　　Check Point(3)　爪の状態　
　　Check Point(4)　爪白癬　
　　Check Point(5)　足のゆびの変形　
　　Check Point(6)　ひび割れ
　　Check Point(7)　胼胝　
　事例　
グループ１の患者へのフットケア
　患者への動機付け　
　神経障害の簡易検査　
　足のアセスメントとケア　
　　Check Point(1)　皮膚の状態　
　　Check Point(2)　痛みの有無　
　　Check Point(3)　傷の有無　
　　Check Point(4)　胼胝・鶏眼　
　　Check Point(5)　足の変形；ハンマートゥー　
　事例　
グループ２の患者へのフットケア
　患者への動機付け　
　足のアセスメントとケア　
　　Check Point(1)　血流障害の程度　
　　Check Point(2)　傷の有無　
　　Check Point(3)　爪切りの手技　
　事例　
グループ３の患者へのフットケア
　患者への動機付け　
　家族への働きかけ　
　足のアセスメントとケア　
　　Check Point(1)　新しい傷の有無　
　　Check Point(2)　靴があっているか　
　　Check Point(3)　日常生活の中でのリスクの把握　
　事例　
爪切り・胼胝処置の実際
靴の足囲と足長の対照表