わが国の精神分析療法の第一人者である著者が1999年から12年来継続して開催している「精神療法講座」の内容を書籍化したシリーズの2冊目．講座8回分を1冊にまとめ，力動的精神療法の歴史から治療の進め方について，実際の症例を紹介しながらわかりやすく解説しています．

関連書籍

• 専門医のための精神科臨床リュミエール　11　精神療法の実際
• 精神医学の現在
• 西園精神療法ゼミナール　1　精神療法入門
  目次

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  はじめに
  Lesson 0　フロイトの時代から100年　　現在の精神分析のありかた
  Lesson 1　治療同盟と治療構造
  Lesson 2　治療の過程
  Lesson 3　コミュニケーションと介入
  Lesson 4　治療の終結と転帰
  まとめ
  ■コーヒーブレイク
  フロイトのパーソナリティ構造論
  正直をめぐる文化的問題
  シャンドール・フェレンツィとハンガリー出身の精神分析家たち
  セクシャル・ミスコンタクト
  精神分析との出会い
  エディプス・コンプレックスの発見
  精神分析の治療頻度
  顕在夢と潜在夢
  「行動化」と現場の理解
  患者さんを受け止めるための訓練
  ある精神医学者の精神分析治療理解
  ■コラム
  器官言語
  疾病利得
  ボーダーラインパーソナリティ障害の概念
  洞察と喪の作業
  自殺予防のための面接技法
  文献
  おわりに
  索引