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  • 神経発達症群,食行動障害および摂食障害群,排泄症群,秩序破壊的・衝動制御・素行症群,自殺関連 1384
神経発達症群,食行動障害および摂食障害群,排泄症群,秩序破壊的・衝動制御・素行症群,自殺関連
DSM-5を読み解く-伝統的精神病理 DSM-IV ICD-10をふまえた新時代の精神科診断
総編集:神庭重信(九州大学)
専門編集:神尾陽子(国立精神・神経医療研究センター)
B5 並製
240頁
定価 7,700 円 (本体7,000 円+税)
ISBN 978-4-521-73973-1
発売日 2014/09

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本書は,DSM-III以来,初めての大幅な変更があった児童青年期の診断基準を中心に取り扱った.神経発達症群, 食行動障害および摂食障害群, 排泄症群, 秩序 破壊的・衝動制御・素行症群, 自殺関連について,DSM-IVからの改訂点を明示しつつ,どのように診断を進めるか,その際の注意点は何であるかを考察し,実際の診断でのDSM-5 の活用の仕方を解説した.

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目次


シリーズ総論 DSM-5時代の精神科診断 (黒木俊秀,神庭重信)
 DSMの歴史 2
 DSM-5開発の背景−DSM-III以降の精神科診断の問題点
 DSM-5開発の経緯
 DSM-5全体の改訂点
 ディメンション的診断モデルのゆくえ
児童精神医学の診断概念とDSM-5,児童精神医学の診断概念の歴史的変遷,DSM-5とICD-11の相違点
 児童精神医学の診断概念とDSM-5(DSM-IV以降) (神尾陽子)
  DSM-5 における構成上の再編とその背景
  今後の課題
 児童精神医学の診断概念の歴史的変遷(DSM-IV導入まで) (栗田 広)
  DSM体系の概要
  幼児期から青年期に発症する障害の下位分類と単位障害の変遷
 DSM-5とICD-11の相違点 (齊藤卓弥)
 DSM-5とICD-11におけるMeta-structureの違い
  Neurodevelopmental Disorders(神経発達障害群)におけるDSM-5とICD-11の相違点
  Feeding and Eating Disorders(食行動障害および摂食障害群)のDSM-5とICD-11の相違点
  Disruptive, Impulse-Control, and Conduct Disorders(秩序破壊的・衝動制御・素行症群)におけるDSM-5とICD-11 の相違点
I. 神経発達症群/神経発達障害群
 知的能力障害群,コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群 (本田秀夫)
  知的能力障害群
  コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群
 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害 (神尾陽子)
  DSMにおける定義と分類の変遷
  DSM-5における新しい定義と分類
  DSM-5の使用上の留意点
 注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害 (中西葉子,飯田順三)
  ADHDの診断をめぐる歴史
  DSM-IV時代のADHD−診断をめぐる問題
  DSM-5における主な変更点
  DSM-5時代のADHD
 限局性学習症/限局性学習障害 (立花良之)
  限局性学習症とは
  DSM-IV-TRからDSM-5への変更点
  DSM-5における限局性学習症の診断の流れ
  限局性学習症の系統的検査
  診断の際の注意点
  限局性学習症の細分類
  二次障害の予防
 運動症群/運動障害群 (金生由紀子)
  運動症群の構成
  発達性協調運動症/発達性協調運動障害
  常同運動症/常同運動障害
  チック症群/チック障害群
II. 食行動障害および摂食障害群
 異食症,反芻症/反芻性障害,回避・制限性食物摂取症/回避・制限性食物摂取障害 (川岸久也)
  異食症
  反芻症/反芻性障害
  回避・制限性食物摂取症/回避・制限性食物摂取障害
 神経性やせ症/神経性無食欲症 (切池信夫)
  神経性やせ症(AN)の概念の誕生
  診断基準の確立と変遷
  DSM-5における診断基準
 神経性過食症/神経性大食症 (西園マーハ文)
  診断項目と特定用語について
  解説部分の新たな記述
  BNの位置づけについて
 過食性障害,他の特定される食行動障害または摂食障害,特定不能の食行動障害または摂食障害 (野間俊一)
  過食性障害概念の歴史
  過食性障害
  他の特定される食行動障害または摂食障害
  特定不能の食行動障害または摂食障害
III. 排泄症群
 遺尿症,遺糞症 (小野善郎)
  遺尿症
  遺糞症
�. 秩序破壊的・衝動制御・素行症群
 反抗挑発症/反抗挑戦性障害 (原田 謙)
  「反抗挑発症/反抗挑戦性障害」の歴史
  DSM-5における変更点と予想される現象
  治療における留意点
 間欠爆発症/間欠性爆発性障害 (山下 洋)
  診断概念の変遷
  診断の手続きと臨床的意義
  治療的介入
  今後の展望
 素行症/素行障害 (原田 謙)
  「素行症/素行障害」の歴史
  DSMにおける「素行症/素行障害」の変遷
  DSM-5 における変更点
  上記の変更より予想される治療への影響
 反社会性パーソナリティ障害 (村松太郎)
  外攻性スペクトラム
  カテゴリーからディメンションへ
 放火症,窃盗症 (村松太郎,中根 潤)
  司法におけるDSM-5の使用
  わが国の法廷での諸問題
  法廷から臨床へ
 特定不能の秩序破壊的・衝動制御・素行症 (山下 洋)
  診断的概念
  診断手続きと臨床的意義
  治療的介入
  今後の展望
V. 自殺関連
 第III 部 新しい尺度とモデル 今後の研究のための病態
  自殺行動障害 (水野康弘,張 賢徳)
   DSM-5における自殺リスク評価の強調と「自殺行動障害」の位置づけ
   「自殺行動障害」診断基準案の提案のねらい
   「自殺行動障害」の診断基準案
   「自殺行動障害」の診断基準案の留意点
  非自殺的な自傷行為 (松本俊彦)
   「非自殺的な自傷行為」の臨床的概念の歴史的変遷
   現代における自傷概念と臨床的特徴
   DSM-5における「非自殺的な自傷行為」
索引

 

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