一般クリニックではリウマチ膠原病を敬遠しがちだ。その理由は、長期のステロイド療法により易感染性で、さらに皮膚、骨、消化管に脆弱性を抱えている例が多いせいだ。また、リウマチ膠原病の薬剤に一般の内科の先生はなじみがない。高齢化社会で、増えるリウマチ膠原病の患者さんを地域で支える医療連携のためのノウハウ集。

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目次

第1章　リウマチ膠原病とは
第2章　診断−リウマチ膠原病科に紹介を考慮する
　関節痛・関節腫脹
　筋痛・筋力低下
　発熱
　皮膚症状
　末梢神経症状
　腰痛
　検査値異常
　出しておくとよい検査
第3章　薬物療法
　関節リウマチ（RA）
　全身性エリテマトーデス（SLE）
　シェーグレン症候群（SS）
　全身性強皮症（全身性硬化症）（SSc）
　血管炎症候群
　ほか
第4章　手術療法とリハビリテーション
　手術療法（関節リウマチ・膠原病患者に対するリウマチ外科手術）
　リハビリテーション
第5章　評価−フォローアップの観点からみた疾患活動性を示す所見と評価法
　関節リウマチ（RA）
　全身性エリテマトーデス（SLE）
　シェーグレン症候群（SS）
　全身性強皮症（全身性硬化症）（SSc）
　血管炎症候群
　ほか
第6章　合併症−リウマチ膠原病の患者に新たな症状が出現したとき
　眼症状
　呼吸器症状
　腹部症状
　中枢神経症状
　皮膚症状
　大腿骨頭壊死（無腐性骨壊死）による股関節痛
第7章　妊娠・授乳
　妊娠を考える前に
　妊娠が判明したら
　授乳
第8章　薬剤の種類と使用法
　治療薬
　その他の治療
　副作用予防薬
第9章　各種薬剤と抗リウマチ薬・免疫抑制薬との相互作用
　抗リウマチ薬と併用禁忌または相互作用のある薬剤
第10章　病診連携の実際
　病診連携の諸型
　病診連携における注意点
第11章　検査項目
　血液検査
　外来で測定することの多い検査項目
第12章　疾患概念
　関節リウマチ（RA）
　悪性関節リウマチ（MRA）
　リウマトイド血管炎（RV）
　脊椎関節炎（SpA）
　ほか
第13章　リウマチ膠原病診断基準・分類基準
　関節リウマチ（RA）
　全身性エリテマトーデス（SLE）
　シェーグレン症候群（SS）
　全身性強皮症（全身性硬化症）（SSc）
　ほか